【キューバのビザ】ツーリストカードや学生ビザの取得方法について解説

【キューバのビザ】ツーリストカードや学生ビザの取得方法について解説

世界中どこの国を観光・旅行するにしても、「ビザ」の必要有無は大切な情報になってきますよね。さらには、ビザを取得していても「有効期限」次第ではプランが台無しになってしまうことも。キューバでも、ご自身の滞在スタイルによって必要なビザが異なってきます。せっかく日本の裏側キューバまで行くのならば、ビザ問題で大変な思いはしたくないはず。本記事ではキューバ入国に必要な「ツーリストカード」や留学生必読の「学生ビザ」切替え方法まで解説していきます。この記事を参考に、キューバ観光・留学をスムーズに行いましょう!

キューバ観光に必要な「ツーリストカード」

キューバを訪れる際には、30日以内の観光目的の滞在であればビザは不要となります。しかし、「ツーリストカード」が必要となります。キューバ入国時にこのツーリストカードを掲示する必要があり、所持していなければ入国すらできません。また、このツーリストカードでキューバを滞在できるのは「30日以内」です。ただし、キューバ国内のイミグレーションで延長手続きを行えば、最大で1回の延長(=60日以内)の滞在が可能となります。

ツーリストカードの取得方法

キューバ観光に必須であるツーリストカード。では、一体どこでどのようにしてツーリストカードは取得できるのでしょうか?実は、日本国内でも日本国外でも取得する方法が存在します。国内であれば「駐日キューバ共和国大使館」、国外であれば「メキシコ」「カナダ」「アメリカ」が代表的な取得場所となります。ただし、それぞれ取得の方法は異なります。ここでは各場所におけるツーリストカード取得方法を解説していきます。

駐日キューバ共和国大使館で取得する

東京にある「駐日キューバ共和国大使館」でツーリストカードを取得することができます。申請は「大使館窓口」もしくは「郵送」の2種類。言語に不安のある方は、海外での取得方法より日本の大使館で取得する方が一番安心できるかと思います。ただし、アメリカを経由してキューバへ行く場合には、こちらで取得したツーリストカードは使用できません。アメリカの空港にて、別途ツーリストカードの取得が必要となります。ご注意ください。以下、駐日キューバ共和国大使館のツーリストカード申請に関する記事抜粋です。

窓口で申請の場合

– パスポート原本
– パスポートコピー1部
– 申請書(申請書は領事部に用意有り。以下大使館HPよりダウンロードも可)  
  → http://misiones.minrex.gob.cu/ja/ri-ben/servicios-consulares
– 顔写真(申請書に添付。5×5cm以内)
– キューバ往復航空券の予約確認書のコピー1部
– 代金2,100円(本人以外の代理申請の場合は追加料金3,500円で合計5,600円)の振込明細票
(※振込先 三菱UFJ銀行 広尾支店(普)1128153 名義:キューバ共和国大使館、振込人名はローマ字で入力)

引用元: Ministerio de Relaciones Exteriores de Cuba
(http://misiones.minrex.gob.cu/ja/ri-ben/servicios-consulares)

郵送で申請の場合

– パスポートコピー1部
– 申請書(以下大使館HPよりダウンロード可)
 → http://misiones.minrex.gob.cu/ja/ri-ben/servicios-consulares
– 顔写真(申請書に添付。5×5cm以内)
– キューバ往復航空券の予約確認書のコピー1部
– キューバでの宿泊先の予約確認書のコピー1部
– 返信用封筒(長形3号程度)に住所氏名を記入し切手をお貼り下さい。
– 代金5,600円(2,100円+3,500円の別途費用)の振込明細票
(※振込先 三菱UFJ銀行 広尾支店(普)1128153 名義:キューバ共和国大使館、振込人名はローマ字で入力)
郵送先:〒106-0044 東京都港区東麻布1-28-4 キューバ大使館 ツーリストカード申請係 宛て 

       引用元: Ministerio de Relaciones Exteriores de Cuba
       (http://misiones.minrex.gob.cu/ja/ri-ben/servicios-consulares)

※1. 大使館での窓口申請は月曜日と木曜日のAM10:00 〜 AM12:00までとなります
※2. アメリカ合衆国を経由してキューバに入国する場合には、日本のキューバ大使館が発行するツーリストカードでは入国出来ません。従って、アメリカ合衆国にて、乗船予定の航空会社カウンターにてツーリストカードを取得する必要があります。アメリカ合衆国でのツーリストカード取得方法は、下の「日本以外で取得する」にて解説しています。

メキシコで取得する

キューバへ渡航される方で最も多いルートがメキシコ経由→キューバかと思います。そんなメインの経由地メキシコの空港でも、キューバ行きの航空券を持っていればツーリストカードを購入することが可能です。メキシコ経由だと「メキシコ・シティ国際空港」もしくは「カンクン国際空港」を利用する人がほとんどでしょう。その場合、各航空会社のカウンターにてツーリストカードを購入することになります。ご自身のキューバ行き飛行機の搭乗時刻3時間前くらいにカウンターへ行き、25USD(※クレジット決算のみ対応)を支払うことで購入完了となります。筆者自身も、度々メキシコ・シティ国際空港のアエロメヒコ航空カウンターでツーリストカードを購入しています。

↓メキシコ・シティ国際空港2階、セブンイレブンの右側がアエロメヒコ航空のカウンターです。
ここでキューバへのツーリストカードを購入できます。

カナダで取得する

カナダ経由してキューバへ渡航する方も多くいるかと思います。その場合、エアカナダやWest Jetなどカナダの航空会社であれば、カナダからキューバへ行く「飛行機内」にてツーリストカードを入手することが出来ます。この場合、そもそも航空券代にツーリストカード代が含まれているため、機内での支払い手続きなどは一切ありません。したがって、本記事でご紹介しているツーリストカードの取得方法では最も楽な方法となるでしょう。

アメリカで取得する

アメリカを経由してキューバへ行く場合、メキシコ経由と同様に各航空会社のカウンターにてツーリストカードを購入する必要があります。ただし、航空会社によって購入金額が異なってきます。以下、航空会社ごとのツーリストカード購入金額です。

航空会社 料金(クレジット決済)
JetBlue 50USD
デルタ 50USD
ユナイテッド 100USD
アメリカン 100USD

※ JetBlueの航空券には、キューバ渡航に必要な「海外保険」が自動的に含まれています。したがって、例えば「アメリカ在住でキューバに行きたいが、日本からの海外保険証が入手できない」という方はJetblueでキューバへ行くという手もあります


また、アメリカ経由の航空券を購入する際に「キューバへの渡航目的」の確認を求められます。以下13項目から渡航目的を選択するのですが、多くの日本人は⑧もしくは⑨を選択し、問題なくキューバへ渡航できています。したがって、特別な事情がない限りは⑧、⑨を選択すれば問題ないでしょう。

① 家族の訪問
② ​政府関連公務
③ ジャーナリズム活動
④ ​専門的な研究または会合
⑤ 教育活動または団体での人的交流
⑥ 宗教活動
⑦ スポーツおよび公的イベント
⑧ キューバ国民支援
⑨ 人道的プロジェクト
⑩ 研究
⑪ 情報資料
⑫ 認可輸出取引
⑬ 一時渡航のキューバ国民

【要注意】
アメリカ経由でキューバへ渡航される場合、たとえトランジットの利用でアメリカに降り立つ場合でも、ESTA(電子渡航承認システム)の認証が必要となります。出発72時間前までの申請を推奨していますので、お忘れずに認証を行ってください。【参考】ESTA online center https://esta-center.com/

ツーリストカード延長方法

キューバにツーリストカードで観光目的で滞在する場合、基本的に「30日以内」の滞在期間となります。しかし、キューバ国内のイミグレーションにて手続きを行うことで、さらに30日の滞在延長も可能です。なお、延長手続きを行うイミグレーションは「学生ビザ」を申請するイミグレーションとは別の場所にありますので、ご注意ください。以下、ツーリストカード延長に関する情報をまとめましたのでご参照ください。

ツーリストカード延長に必要な持ち物

① パスポート
② カサもしくはホテルの滞在証明書
③ ツーリストビザ
④ 帰りの飛行機の予約確認書
⑤ 海外旅行保険
⑥ 25cucの印紙(銀行で入手可能)

ツーリストカード延長可能なイミグレーションの場所

住所はCalle 17, No.203 entre J y K, Vedado。Coppeliaと呼ばれる有名なアイスクリーム屋さんの近くに建物はあります。「Casa Nely」のすぐ前にあるため、「maps.me」や「Google Maps」で調べる場合には「Casa Nely」で検索すると見つかりやすいかと思います。

学生ビザとは

キューバは観光目的であればビザは不要であり、代わりにツーリストカードを所持していれば30日間滞在できることをこれまで説明してきました。では、観光目的ではなく「留学目的」かつ「30日以上滞在」の場合はどうすればよいのでしょうか?そのような方に必要となるのが「学生ビザ」です。「学生ビザ」を所持していれば、キューバでの長期留学が可能となるのです。これからキューバで「がっつりスペイン語を学びたい」「生活に溶け込んでいきたい」という方は必須のビザとなるでしょう。

学生ビザのメリット

学生ビザの最大のメリットはもちろん、キューバに長期滞在ができるようになることです。しかし、学生ビザのメリットはそれだけではありません。実は、ハバナ大学で「6か月以上」のスペイン語コースの申し込みをすると、「学生証」を発行してもらえます。この「学生証」があると、キューバ国内のあらゆるサービスをキューバ人価格で受けられるのです。例えば美術館へ行きたい時。ツーリストビザだと30cuc(約3,200円)かかる入館料が、学生証の掲示で30cup(約120円)という超格安で入れます。他にも、キューバ国内の旅行に使う長距離バス「ビアスール」でも、学生ビザ掲示による割引が受けられます。したがって、キューバ留学の期間を長く長くするほど、学生証がもらえて留学生活を安く過ごすことができるのです。

学生ビザへの切替え方法

前提として、ツーリストカードから学生ビザへ切替える場合には、「ハバナ大学で受講している」必要があります。そのため、観光目的で30日以上滞在したい方は「ツーリストビザの延長」のみが選択肢となります。 

以下、切替えに必要なステップを解説します。

ハバナ大学事務室に必要書類の提出

必要書類は次の通りです。
– パスポートのコピー
– カサもしくはホテルの滞在証明書
– ツーリストビザ
– 証明写真4枚(サイズ1×1の指定あり。現地サイズのため、現地の写真屋で撮影する必要があります)
– 印紙 (銀行で購入可能。2ヶ月留学の場合: 40cucと25cuc、3ヶ月留学の場合: 40cucと25cucを2枚、6ヶ月留学の場合: 40cucと25cucを5枚、7ヶ月留学の場合: 40cucと25cucを5枚と10cucを1枚、それ以降は毎月10cucを一枚ずつ追加となります )

10日間の待機

学生ビザを即日発行することはできません。必要書類の提出から10日は見る必要があります。

イミグレーションで本人確認

イミグレーションに「本人確認」をしに行きます。本人確認をするのみで、イミグレーションではまだ学生ビザを受け取ることはできません。注意点として、ツーリストビザ延長の際に利用するイミグレーションとは場所が異なります。また、イミグレーションは平日の午前中のみの開館となります。なお、イミグレーションの住所はこちら→「20 e/ Av.5a. y Av.7a., Miramar, Playa, La Habana」

イミグレーションまではハバナ中心地から少し距離があるため、タクシーまたはバスで行くことをお勧めします。バスであれば、ハバナ大学からすぐ近くのInfanta通り(Calzada de Infanta)から「1番」のバスで、イミグレーションの近くまで行けます。

以下の写真がイミグレーションの建屋となり、入ってすぐ左が受付となります。

イミグレーションの受付で「Soy estudiante de la Universidad de La Habana. Apliqué la visa de estudiante a la universidad de la Habana la semana pasada, así que vine aquí para verificar mi identidad.(私はハバナ大学の生徒です。先週、大学に学生ビザの申請をしたので、ここに本人確認をしに来ました)」と言うと、既に準備されている学生ビザにサインをするように求められます(難しければ、上記文章を直接係の人に見せてください)。しかし、既に目の前に完成した学生ビザがあるにも関わらず、そこで学生ビザを直接受け取ることはできません。イミグレーションからは「大学に郵送するから、大学の事務室で2日後もしくは3日後に受け取って」と言われるかと思います。面倒ですが、それがキューバです。

ハバナ大学事務室で学生ビザ受け取り

イミグレーションでの本人確認から早くて2日後、遅くて3日後にハバナ大学の事務室で学生ビザを受け取ることができます。事務員からこちらに連絡してくれるわけではないので、2日後~3日後にご自身で事務室へ行き、確認を取りましょう。

キューバ滞在のスタイルでビザを使い分けましょう

キューバへ渡航する目的が「観光目的」か「留学目的」かで、ビザの必要有無は変わってきます。これを事前に調べないでいると、思い描いていたキューバ生活が送れない恐れも。逆に、ご自身に必要なのがツーリストカードなのか学生ビザなのかを把握したうえで渡航すれば、素敵なキューバ生活が送れるはずです。ぜひ、ご自身がキューバでどんなライフスタイルを送りたいのかをしっかり考え、ビザを使い分けていきましょう。